話題のハーブピーリングとは？特徴と種類を徹底解説
ハーブピーリングは、植物や海藻由来の天然成分が配合されたピーリング剤を用い、肌のターンオーバーを内側から促進するエステ施術のひとつです。従来のピーリングが肌表面の不要な角質を物理的に剥がすのに対し、ハーブピーリングは肌細胞の再生機能を高め、自然な肌の入れ替わりを促すことに特徴があります。
美容効果はもちろん、肌への刺激が少なくダウンタイムも短い点が人気の理由です。ただし、一般的なピーリングより価格は少々高めに設定されていることが多いです。
ハーブピーリングの主な種類
ハーブピーリングには大きく分けて、「剥離ありタイプ」と「剥離なしタイプ」の2種類があります。
| タイプ | 特徴 | メリット | デメリット | 施術頻度 |
|---|---|---|---|---|
| 剥離あり | 肌の角質が剥がれ落ちるタイプ | 早期に肌が滑らかに 通う頻度が少なくて済む |
施術時に痛みを伴う ダウンタイムがある |
2～3週間に1回 |
| 剥離なし | 肌を剥がさず、内側から角質を押し出すタイプ | 施術中の痛みなし ダウンタイムなし |
効果は緩やか 頻繁な通院が必要 |
3～7日に1回 |
剥離ありタイプは即効性が高く、肌表面のターンオーバー促進が目に見えやすい反面、施術中の痛みや施術後の剥離に伴う赤みなどのダウンタイムがあります。一方、剥離なしタイプは刺激が少なく気軽に受けられますが、効果が現れるまでに時間がかかるため、定期的な施術が必要です。
セルフケア？プロの施術？ハーブピーリングを受ける際のポイント
近年は市販のハーブピーリング製品も多く、セルフケアが可能な点をうたう商品も増えています。自宅での施術には手軽さとコストの面でメリットがありますが、自己判断で行うにはリスクも伴います。
セルフピーリングのメリットとデメリット
【メリット】
- 施術費用がサロンより安価
- 自分の都合に合わせて行える
【デメリット】
- 適切な施術方法や力加減が難しい
- 肌トラブルが起きやすい
- 使用するピーリング剤の成分や質がサロン使用品に劣ることが多い
- 肌状態を正確に見極められないため効果が出にくい可能性がある
安全かつ効果的な施術を求めるなら、肌状態を熟知したプロのもとで受けることが望ましいと言えます。エステサロンでは個々の肌質・肌状態に応じた最適な施術とアフターケアが提供されます。
ハーブピーリングで期待できる5つの効果
ハーブピーリングは内側から肌を活性化することで多くのトラブルを改善し、美肌効果をもたらします。主な効果を紹介します。
1. ニキビ・ニキビ跡の改善
ニキビやニキビ跡は新しい肌細胞の生成が滞ることが一因です。ハーブピーリングは細胞のターンオーバーを促し、古い角質が剥がれ落ちる過程で肌の状態を改善していきます。赤みや炎症を抑えながら肌の再生を助けるため、繰り返すニキビケアにも効果的です。
2. シミの改善
シミの大きな原因はメラニン色素の排出が滞ること。年齢と共に肌のターンオーバーは鈍化し、特に40代以降は約60日周期になることもあります。ハーブピーリングが肌の代謝を正常化し、メラニン排出を促進。シミの色が薄くなる、または新たなシミの予防に役立ちます。
3. 毛穴の開き・黒ずみの改善
肌の代謝低下はキメの乱れと毛穴の開きを招きます。ハーブピーリングは肌の代謝を上げ、毛穴を引き締めキメを整えます。これにより毛穴の目立ちにくい滑らかな肌に導きます。
4. シワの改善とリフトアップ効果
加齢によるシワやたるみは顔の筋肉や代謝機能の衰えが原因です。ハーブピーリングは血流やリンパの流れ、筋肉を刺激し肌の新陳代謝を活性化。コラーゲン生成も促進されるため、シワの改善や引き締め効果、リフトアップ効果を期待できます。リフトアップを強化したい場合は、ハーブピーリングと並行してハイフなどの施術を検討するのも良いでしょう。
5. ツヤ・トーンアップ
美容成分の浸透を高め、コラーゲンの再生を促すことで、ハリのある明るい肌へ導きます。ツヤや肌のトーンアップは施術直後から感じられることも多く、顔色の明るさがぐっと増します。
エステサロンでハーブピーリングを受ける際の注意点
効果的に安全に施術を受けるためにはいくつかの注意点があります。
1. 施術を受けられないケースがある
ハーブピーリングは肌への直接的な刺激があるため、以下に当てはまる方は施術を控える必要があります。
- 妊娠中、授乳中の方
- 皮膚疾患で治療中の方
- 病気治療中や強い薬を服用している方
- 顔全体に強い炎症（アトピー・アレルギー）を起こしている方
- 植物アレルギーを持つ方（特に花粉症以外）
- 最近強い日焼けをした、または赤み・ほてりがある方
- 顔そり直後やレーザー治療・脱毛・他ピーリングを短期間内に受けた方
特に植物由来成分を使うためアレルギー体質の方は慎重に判断してください。
2. 美容整形歴がある場合は事前相談が必須
顔の美容整形を受けた方は施術前に必ずエステティシャンや医師に相談しましょう。施術方法やタイミングによっては肌トラブルのリスクが高まるためです。
3. 施術後は肌に負担をかけるメイクやケアを避ける
施術直後は肌の保護膜が弱くなっているため、以下のアイテムの使用は避けましょう。
- シリコン入りファンデーションやコンシーラー
- 酸化鉄など重金属を多く含む化粧品
- オイル系のクレンジング製品
これらは毛穴を詰まらせトラブルを悪化させる原因になります。サロン指定のスキンケアを使用し、肌に優しいアイテム選びを心がけてください。
4. 施術前後の一定期間は肌に対する刺激を制限する
施術前後はピーリングや強いマッサージなど、肌に負担をかける行為を控えましょう。特に施術後は新たな肌が再生中でバリア機能が低下しているため、優しい洗顔と十分な保湿が必要です。EGF（上皮成長因子）配合の化粧品で再生を助けるのもおすすめです。
5. 日焼け対策を徹底する
ハーブピーリング後の肌は感光性が高く、紫外線ダメージを受けやすくなっています。特に夏場はSPF50＋・PA++++の高機能日焼け止めを使用し、屋内でもこまめに塗り直しを行いましょう。紫外線吸収剤を含まず肌に優しいノンケミカルタイプを選ぶと良いです。
まとめ
ハーブピーリングは、植物由来の成分を使って肌の内側から活性化し、美肌へ導く最先端のエステ施術です。ニキビ改善やシミ対策、毛穴引き締めからリフトアップやトーンアップまで、多彩な効果が期待できます。一方で施術前後の注意事項や体調による施術制限もあり、自己判断でのセルフケアは慎重に行う必要があります。
プロのエステティシャンによる適切な診断と技術で施術を受けることが、安全に美しい肌を手に入れる近道です。この記事を参考に、自分の肌質やライフスタイルに合わせてハーブピーリングを取り入れてみてください。
