エステサロンでも先着○○名という宣伝・キャンペーンには注意!

平成30年10月31日

消費者庁は、株式会社シエルに対し、同社が供給する『めっちゃたっぷりフルーツ青汁』と称する食品に係る表示について、景品表示法に違反する行為(同法第5条第2号(有利誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づく措置命令及び同法第8条第1項の規定に基づく課徴金納付命令を行ないました。 参考:消費者庁

本件製品の毎月の新規購入者数は、300名を著しく超過していたようで、シエルは、平成31年6月3日までに、1億886万円を支払うようです。

先着○○名は守る!

エステサロンなどでも「先着○○名」というキャンペーンを実施するかと思います。値下げ&希少性により、昔からこの手の宣伝は効果的です。

ただし、この例のように注意しなければいけないのは宣伝で発表している先着人数を絶対に超過しないことです。

人数の引き上げ

前述のように先着順キャンペーンには景品表示法という決まりがあるので、嘘は絶対にダメです。

かといって「じゃあ先着人数を引き上げよう!」

とすれば、希少性を失ってしまいます。そうなるとお客さんは「まあ枠はたくさんあるみたいだし、後でいいや!」と緊急性を欠くので宣伝効果は薄れてしまいます。

何事もバランスが大切だったという話です。



新規集客に必要な人数

先着人数を決めるには「自分のお店に何人の新規客が必要か?」から逆算するのが理想です。

新規のお客様が10名必要なら『先着10名』を打ち出す。←これが最も理想です。

そして、この必要な新規客数は、お店の離脱数から計算します。

簡単に言えば、毎月10人のお客さんが離れていくなら10人の補填(新規集客)が必要になると算出するのです。

離脱率の防止

上の例でもわかるように、毎月の離脱客を抑える「囲い込み」がサロン経営では大切になります。毎月1人しか離脱しないお店なら、新規集客は毎月1人でも良いんです!

今回取り上げた判例のように、多少ブラックな手法を取っても(ダメですが)お客さんを集めたいという時代です。

大切なのは「今」いるお客さんに感謝し、長い付き合いのできるサービスを考えていくことです。