ニキビの芯の正体
「ニキビの芯」は、皮膚の角質や皮脂が内部で凝集し、浮き出て芯を形成したものです。
また、ニキビがさらに進行すると、ニキビの内部で血液や膿が角質や皮脂と一緒にうっ血します。
その結果、不快感やかゆみから、自分でにきびを出そうとする人もいる。
ニキビの芯に関する噂
また、ニキビの芯には「食べると美味しい」「免疫力が上がる」などの怪しい噂があります。
以下、ニキビの芯に関して "よくある" 5つの噂をについて解説していきます。
噂①:ニキビの芯は食べると美味しい
ニキビの芯は、皮膚の角質や皮脂が集まったものですので「美味しい」とは言えません。
仮にニキビの芯を食べたとしても大きな健康被害はありませんが、衛生上は良くはないでしょう。
噂②:ニキビの芯を食べる免疫力がつく
これは完全にデマです。ニキビの芯を食べても免疫力はつきません。
医学的根拠もないことですので、安易に信じないようにしてください。
噂③:ニキビの芯を食べるとニキビが治る
これもデマです。ニキビの芯を食べても治りません。(治りが早くなることもありません)
ニキビの状態ごとに適した対処・処置法を行ってください。
噂④:ニキビの芯を食べるとカラダに悪い
その逆に「体に悪い」ということもありません。元々ニキビ芯は皮膚の角質や皮脂が集まったものです。
とはいえ雑菌も溜まっているので、衛生上は良くはありません。
噂⑤:ニキビの芯はくさい
基本的にニキビの芯からニオイがすることはありません。
仮にニキビからニオイがしたと感じる場合は、それは『粉瘤』という吹き出物の一種である可能性があります。
粉瘤は潰れるとドロドロとした内容物が出てくることがあり、強烈な異臭を発します。
芯ができてしまったニキビを早く治す方法
ニキビの芯を自分で出すと肌を傷つけ、失敗した場合は跡になる可能性が高いのでおすすめはできません。
芯ができてしまったニキビは、早めにクリニックで薬を処方してもらった方がいいでしょう。
市販の塗り薬で対処するなら、過酸化ベンゾイル、レチノイド、アゼライン酸などの有効成分を含むものがおすすめです。
ただ肌状態によって薬に塗り分けの判断が難しいので、専門医に相談したほうが確実です。
できれば「対面で」受診したほうがいいのですが、オンライン診療も充実してきているので、忙しい人はそちらを活用するのもありです。
自分でできるケア
自分でできるケアとしては「刺激を避ける」「肌を清潔に保つ」ことです。
低刺激でマイルドな石鹸で洗顔し、水分を十分に補給することで、肌を清潔に保ちつつ 保湿することが可能です。
生活面では できるだけストレスを減らし、十分な睡眠をとり、肌を刺激する食べ物や製品を避けることです。
絶対NGな行為
患部を摘んだり、絞ったり、こすったりしないようにしましょう。
炎症反応を悪化させ、治癒を遅らせ、感染症を引き起こす可能性があるため、絶対やめましょう。
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