今日はエステサロンの危険信号についてお話しています。
幸いなことに私がエステサロンで働いていた頃は毎月黒字でした。アベノミクスでそもそも景気も良かったのですが、まあそれでも潰れる系列店舗はありました。
このサロン廃業につながる法則は今も同じかなと思っています。
私の経験から3つの危険信号をお伝えしていきます。順位もつけています。
1位:リピートされない
圧倒的1位の超危険信号です。
3年生存率10%以下だと思ってください。
実際に店長していた時も、社長に強く言われていました。
サロンで「リピートされない」は顧客の期待に応えられていない証です。
集客のために値下げ
↓
スタッフ減給・労働時間増
↓
退職者続出
↓
求人広告の賃金が安くなる
↓
END
サロン経営の根幹にあるのはリピート率です。
2位:新規集客を頑張る
新規集客を頑張ると、既存顧客への対応が疎かになります。
どうすればお客が来るか?
ではなく
既存顧客にもっと喜んでもらうにはどうしたらいいか?
↑こっちが基本です。
新規様は、口コミと紹介で後からついてきます。
もちろんこまめなSNSの更新などは大切ですが、頑張るところは少し違います。
新規集客にハマり出したら、3年生存率20%以下です。
3位:飛び抜ける人が現れた
たまにですが、ものすごく成績の良いスタッフが現れます。
店舗売上を1人で70%くらい稼いでしまうような人。
店長としてはありがたいのですが、店舗の経営としては危険です。
これは1本の命綱で全員を支えているような状態です。
競争は成長の糧になるのですが、飛び抜けると他のスタッフが手を抜き始めます。
私の場合は社長と話してインセンティブを育成に対してつけてもらいました。
全員が平均以上の売り上げを作れるような教育の仕組みを考えていかないといけません。
ここまでなら黄色信号くらいですし、うまくこのスタッフを使えば店舗をもっと成長させられます。
これは業界あるあるですが、飛び抜けているエステティシャンが顧客を持って独立しちゃうこともあります。
そうなった場合、3年生存率10%以下です。
まとめ:リピートは命
結論から言えばサロンで正しくリピートされなくなったら非常に危険です。
もちろん販促によって再来を促す方法もありますが “お店のサービスに満足してもらってまた来てもらう” のがサロンビジネスの基本です。
新規が減ってきたと思うのであれば、なおさら見直すべきは既存顧客様からの満足度です。
ここを抜かして新規集客に力を入れてもだいたいうまくいかないので、ぜひ気をつけてくださいね。