「ハイフ(HIFU)」は「高密度焦点式超音波」と言って、皮下の一点に超音波によるに熱を集めて加熱することによって、SMASという筋細胞に熱変性を起こし収縮させ 顔のほうれい線やたるみなどを改善する方法です。
しかしながら、エステサロンでハイフを施術した消費者からの被害の声が多数取り上げられているのをご存知でしょうか?
堀ちえみさんの癌についての記事。数年前からウルセラ、所謂リフトアップレーザーを韓国で頻繁に受けていた。発癌性があるわけではなく威力が強力故に顔の神経にダメージ、痛覚が鈍麻し舌癌の前兆を逃した恐れが。日韓の肌質の違いや、手軽なイメージのハイフでもこんなリスクがあるとは知らなかった。 pic.twitter.com/0ZD65DjTmF
— リオぺ (@graynoanatomy_) May 12, 2019
近年、小顔やたるみ改善として大人気のハイフだっただけに、このニュースはエステ業界でもとても大きな話題になっています。
ハイフで癌になる?
まず結論ですが「ハイフ(HIFU)を受けることで癌になる」という科学的な根拠はありません。
ただし、ハイフを必要以上に頻回に行うことで『知覚鈍麻』が生じてしまい、がんの発見が遅れてしまう可能性はあります。
要するに違和感に気づきにくくなることで 早期発見ができなくなるのです。
例えば、頬の下のリンパ節などは「違和感」から発見になることが多いです。
神経が鈍くなっていると、その発見が遅れるリスクはたしかにあります。
ハイフは高頻度で通うものではない
ただし正しくハイフを受けていれば知覚鈍麻になることはほぼあり得ません。
筆者は本サイト内でも繰り返し言っているのですが、ハイフってそんな高い頻度で通うものではありません。
基本的にハイフは半年〜1年ほど効果が持続する施術です。
収束超音波によって焼いた筋膜は1週間や1ヶ月で元に戻ることはありません。
エステサロンでは売上UPのために「毎週しっかり通ってください!」みたいな営業をしているところもあるようですが、これはハイフに関してはNGです。
そもそも業界内でもエステサロンでのハイフ使用そのものが反対されているので、違法なものはやはりカラダにも良くないんですよね。
HIFU 施術は、医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、または危害を及ぼすおそれのある「医行為 6」にあたると考えられ、エステティシャン等が HIFU 施術を行うことは医師法に抵触するおそれがあります。
エステでも間隔をあけて通う
実際に 私たちがエステで受ける分には違法でもありません。詳しくは『ハイフ(HIFU)をエステサロンで受けるのは違法?』も参考にしてください。
なんだかんだハイフを提供しているエステサロンはたくさんありますし、中には"セルフで通い放題"というサービスもあります。月額制で安く通うことができます。
ただ、繰り返しになりますが ハイフというのは原理上、本来そこまで高頻度で通うものではありません。
上述にように知覚鈍麻によるリスクもありますので、できるだけ間隔をあけて(少なくとも2か月は)受けるようにしましょう。
他の施術も検討しよう
ハイフが適さない場合は、他の施術を検討することをおすすめします。例えば、20代の方にはハイフはあまりおすすめされていません。
その場合、フォトフェイシャルなどは光を用いて肌のトラブルを改善する施術であり、若いうちからお肌のケアを始めるのに適しています。
また、痩身を目指す場合にはハイパーナイフが効果的です。脂肪を分解し、マッサージによって老廃物を排出する効果があります。(※ハイパーナイフとハイフは別物です)
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